
誰でも簡単にプロ並みのライブ配信を!〜〜ATME miniとカメラを使った方法〜
コロナ渦になって、イベントをオンラインで配信したいなどの要望は、一気に高まりました。知り合いの業者さんも2020年12月は休みなく働いたそうです。
オンライン配信って、個人レベルでは経験がないとハードルが高く感じでしまい、結局よくわかならないまま業者に頼んでしまうケースも多いかと思います。
そこで今回は、身近にあるカメラを使ったシンプルなライブ配信の方法をお伝えします。
この記事だけ読めば、カメラを使ったライブ配信ができるようになります。
1. 事前に用意するもの
- Blackmagic Design ATEM mini (3万8000円が相場)
- カメラ(HDMI端子がついているもの)
- HDMIケーブル(カメラとATEM mini接続用×1)
- USB-Cケーブル(パソコンとATEM mini接続用×1)
- ATEM Software Controlをインストールしたパソコン
2. 繋ぎ方
特に難しいことはありません。
カメラ→ATEM mini→パソコンを繋いでいきます。

3. 実際に配信をしてみる
配信をする際の順番は以下の通りになります。
- 配信先のSNSなどでアカウントの開設をする(Youtubeはアカウント確認に24時間ほど時間が必要)
- 機材を全て繋ぐ
- カメラ、ATEM miniの電源を入れる
- パソコンでATEM Software Controlを起動する(インストールも)
- Youtubeのライブ配信画面を開き、Webカメラを選択する
- 配信開始をする
ざっと上記のようになるかと思います。それぞれ詳しく説明していきたいと思います。
1) 配信先のSNSなどでアカウントの開設をする
Facebook、InstagramやYoutubeなど様々なプラットフォームがライブ配信に対応しています。
最も使いやすいSNSを選びましょう。
企業としてライブ配信をするのであれば、Youtubeが使いやすいです。
理由は、企業やブランドとして登録することも可能だからです。
それも、Googleのアカウントがあれば企業・ブランドのアカウントを作れるため、難易度は低めです。ちなみにそのアカウントは、複数人に紐付けをして、様々な人が管理できるようにすることも可能です。
注意点としては、Youtubeで初めてライブ配信をする際は、アカウント確認があり24時間ほどかかります。初めて配信をする際は、数日前にはこちらを押して、確認を行っておきましょう。

2) 機材を全て繋ぐ
上記で説明した通りですが、下記のように繋ぎます。

※注意点はATEM miniとカメラの接続端子
カメラとATEM miniを接続するにはHDMIケーブルというものを使用します。
注意する点は、HDMIケーブルには様々なサイズの端子があることです。
HDMI, HDMI mini, HDMI microなどの3種類があります。
カメラの接続端子を確認して分からない場合は、説明書を見るか、家電量販店に行って確認してもらう方がいいかと思います。
また、ケーブル自体も様々な規格があり、併せて確認をお勧めします。

3) カメラ、ATEM miniの電源を入れる
無事、ケーブルを接続後、全ての電源を入れてください。
また、パソコン、ATEM mini、カメラの全てに電源を差し込み、途中で電源が切れないようにしておきましょう。
4) パソコンでATEM Software Controlを起動する
まず、ATEM Software Controlをインストールする必要があります。
ダウンロードはこちらから。

ATEM miniの電源が入っていることを確認し、上記のソフトをインストール後、ソフトを起動します。
ATEMが正常にパソコンに認識されていると、ATEM miniが表示されます。
ガイドに従っていくとすぐに下記のような画面になります。

とりあえず配信するだけの場合、パソコンの設定はここまでで完了です。
次は、配信するSNS上での設定です。
今回はYoutubeでの設定でご紹介しますが、Facebookなどでも基本的には一緒です。
5) Youtubeのライブ配信画面を開き、Webカメラを選択する

こちらからライブ配信を選択すると下記のような画面が開きます。
「ウェブカメラ」が選択されていることを確認します。
ウェブカメラとは、パソコンに最初から備わっているカメラのことです。
ATEM miniの素晴らしいところは、このウェブカメラとして、カメラを使用できるところになります。なぜなら、それは他の方法に比べて圧倒的に簡単だからです。
その後、スケジュールを組む場合は、スケジュールを設定します。
そのまま配信する場合は、設定をせずにタイトルだけ入力し、次へ進みます。
その先でカメラがBlackmagic ATEM miniになっていることを確認してください。

6) 配信開始をする
スケジュールした配信時間の前に、カメラからの映像がYoutube上に出ていることを確認し、時間になるまで待ちましょう。
配信までの設定は以上になります。
正直、初めてATEM miniを使用して配信をした時は、あまりにも簡単にできてしまい、驚きました。
この記事を読んでいる方も、「え、これだけ?」と思っていませんか?
もちろん、ATEM miniではより細かな設定をしたりすることも可能です。
そして業務レベルで使いこなすには、カメラや音(マイク)、ライティングもをセッティングする必要があります。別の記事で、カメラやマイクのセッティングもご紹介していこうと思います。
まずは本記事では、ATEM miniを使っていかに簡単にライブ配信ができるかをご紹介しました。
弊社では、ライブ配信に限らず映像や写真などをマーケティングに取り入れて、ブランディングを含む戦略を一緒に考えるお手伝いをしております。
その他にも、こんなことできないの?などありましたら、お気軽にお問い合わせください。